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オーストラリアのパークス天文台を中心に、2001年ごろから謎の信号が検出されていました。この信号、FRB(Fast Radio Burst)は、その周波数とパルスの特徴から、銀河系外から届いているものだと考えられていました。
そのFRBの中でも、特に奇妙な、謎の特徴をもったものがあり、それらをホルヘ・ルイス・ボルヘスの「幻獣辞典」に記載されている謎の生物になぞらえて『ペリュトン(peryton)』と呼んでいました。
今回、パークス天文台が発表したのは、「『ペリュトン』の発生源は天文台の電子レンジだった」というものです。天文台にある3台の電子レンジのうち、松下製の2台の電子レンジ、それを「チン」というのを待たずにドアを開けたときに起きるものだということを突き止めたのです。彼らは、電波望遠鏡の姿勢を設定し、施設内の電子レンジを動作させる実験を3度にもわたって行い、なぜ途中でドアを開けたときだけ『ペリュトン』が現れるのかも考察しています。
こういうのは笑い話みたいに聞こえるかもしれませんが、このことを発表する姿勢もすばらしいですし、論文もとても論理的、かつ面白いものです。すばらしい。